小林美紀

東南アジアで最もアウェイ感を感じるのは、道路を渡る時です。ジャカルタは基本的に歩行者用にできておらず、大きな道路を渡るなんて無謀なことは考えておりませんが、事務所の裏、ホテルの前などちょっとした道を渡るのも一苦労です。途上国である以上、多少なりともごちゃごちゃしているのは仕方がないとしても、おそらく、人口密度が高い＝バイクや車の数も多いということで、私にとっては難度が上がってしまいます。

押し寄せるバイクや車の群れの間を縫って、ゆっくり堂々と、でもあまりもたもたしていても危ないし、誰か正しい道の渡り方を教えてー　あまり遠くまで見るとバイクや車の大群が目に入るので、とりあえず、左右20m～30mくらいの範囲をみて、大丈夫そうであれば渡るのが正解かな？と思いつつ、なかなか苦労しております。

ある日、夕方の帰宅時間に雨が降ってジャカルタ名物の渋滞にはまり、事務所からわずか1km～2kmのホテルに戻るのに何と3時間もかかってしまいました。（ちなみに、これは私の経験では渋滞の最高（最低？）新記録）　ホテルがもうそこなのに、雨上がりの大混乱の中、歩いていてバイクにひかれたり、溝に落ちたりしたら大惨事なので、ぎりぎりまで我慢してホテルの近くまで車に乗っておりました。（汗）